【タイ旅行記③】タイ南部での実習 【医学生】
こんばんは。医学生mintです。
前回の記事の続きです
今回はタイでの実習について書きたいと思います。タイと日本の医療の違いなども書いてますので、特に医療関係者はご覧ください。
私は、2週間 救急、2週間 地域医療 と実習させていただきました。
その中で特に感じたのは、タイの医学生は非常に鍛えられているということです。
5,6年生ですでに日本の研修医と同レベルの手技などを行っており、先生方からの質問責めも日本とはレベルが違います。。。
日本は学生の間はじっくりゆっくり様々な経験をさせながら育てる感じで、研修医の間に基本的な医学的知識、技能を身に着けようという感じの教育方針ですが、向こうはもう卒業した時点で即戦力として考えてる感じです。それどころか、6年生になるとある程度のことは上級医なしで一人でやらないといけないみたいで、すごいプレッシャーの中で実習しておりました。これには、日本以上にタイは医師が不足しているという背景があります。学生でもなんでも使わないと現場がまわらないみたいです。
実習先の大学は毎年日本から留学生を受け入れており、扱いに慣れているため、レベルの差もわかって丁寧に教えてくださいました。その中でも、時間があるときはある程度の手技をさせていただきました。
日本ではおそらく研修医にならないとさせてもらえないような手技 例えば、動脈採血や救急患者の創の縫合など を少しでも経験できたのは来年から始まる初期研修の前段階として非常にいい機会だったのかなと思います
地域医療でも看護師さんに翻訳してもらいながら患者さんの問診をとらせていただいたりとかなり実践的な実習となりました。
驚いたこととしては、タイはマンゴーなどのフルーツが非常に安く手に入るので、糖尿病患者さんが毎日欠かさず3個マンゴーを食べる話とかをされていて、日本以上に糖尿病患者さんの食事制限は難しいのかなと思いました。
夜も研修医を含めた先生方に飲みに連れていただいたり、寿司を食べに行ったりと非常に充実した日々となりました。
お世話になった先生が来年3月に自大学に来るというお話もあり、久しぶりの再会も楽しみにしております
旅の記録 タイ編はここまでとしたいと思います。
医学英語の勉強の大切さについても書いてます。留学して、その大切さをしみじみと感じました。
またタイに行きます(笑)