第112回医師国家試験 ~受験備忘録~
お久しぶりです。医学生mintです。
今回は次回以降の国家試験を受ける方々のために、第112回医師国家試験を受験しての感想や勉強の仕方についてまとめたいと思います。
も含めてご覧になっていただけるとより参考になると思います。
全体的な感想
全体的には非常に練られた試験で、きちんと勉強している人を確実に受からせて、あまりしていない人だけを落とそうとする、試験としては素晴らしいものでした。
相対評価の一般臨床では勉強していればきちんと平均点が取れるように、難問・奇問は少なく、絶対評価の必修でも一部の割れ問(受験生の間でも、もっというと医師の間でも答えの分かれる問題)以外は平易な問題だったと思います。
ただ、今回からの新傾向として、輸液の問題の難易度が今までよりも格段に上がったことが挙げられます。今後の受験生は輸液の対策が必須となってくるでしょう。
対策について
医師国家試験の勉強方法としては、大きく分けて以下の二つがあります。
1.予備校の講座
2.クエスチョンバンク(過去問を集めた問題集)
これらをうまく組み合わせてやることができれば、必ず受かる試験となっています。
クエスチョンバンク単独で十分
正直言って合格点を取るだけなら、クエスチョンバンクで問題演習を繰り返しとくだけで全く問題ないと思います。自分一人では理解しきれない部分だけ補足的に予備校の講座を受ければ十分かと思われます。
ただ、一通り予備校の講座を見たあとに、クエスチョンバンクを解き、その後予備校の直前講座を見るというのが王道のやり方です。が、ここまでやらなくても僕はいいのかなと思います。
いつから対策するか
早い人は4年や5年の春から始めますが、あまり早くても忘れたりして、余計な時間がかかるだけなので、早くとも6年が始まる頃に始めるのが一番いいのかなと思います。マッチングで筆記試験が無い方はもっと遅くても問題ありません。
勉強に対してやる気があるのであれば、単なる試験勉強をするのではなく、実習に関する勉強、英語の勉強などに勤しんだ方がはるかに将来のためになると思います。
実習でしっかりと勉強することこそが最高の試験対策になるので、早めから問題集を解いたり、予備校講座を見るくらいなら、実習をしっかりやりましょう。
おわりに
上記でも書いた通り、勉強ももちろん大切ですが、学生のうちにいろいろな経験をしておいた方が、研修医生活やその後の生活に必ず役に立つと思います。国家試験はただの筆記試験ですので、あまり深入りせず、受かればいいやくらいに勉強するのが一番いいかなと思います。
医師国家試験の難易度についても考察しています
医学生の勉強や実習・プライベートについてもまとめています。
もしよかったらご覧ください
【医学生の生活④】医学生のプライベート【恋愛・部活・遊び・飲み会】