旅好き医学生の記録 ~旅と日常と時々勉強~

医学生mintによる旅と医学と日常

医学部6年生の旅と医学部での生活についての記録です

【クアラルンプール】おすすめ肉骨茶(バクテー)店+α【ランチ・ディナー】

 

こんにちは。医学生mintです。

 

クアラルンプールにはマレー料理、中華料理、インド料理などのたくさんの美味しい料理があります。

 

今回はその中でも中華系の肉骨茶(バクテー)というお料理を紹介します。おまけとして、是非立ち寄っていただきたいカフェも紹介いたします。

 

 

 

肉骨茶(バクテー)とは

  漢字だけ見ると、なんか物々しいお茶みたいですが、実際は豚肉のスペアリブを漢方薬とハーブで煮込んだ、マレーシア・シンガポールのスープ料理です。ちなみに、老抽(ダークソイソース)で黒く作るのがマレーシア風、醤油が薄くてこしょうが利くとシンガポール風らしいです。お店によって漢方が強めなもの、甘みのあるものなど様々なので行く前にgoogle mapなどで口コミを調べておきましょう。

おすすめ店

 

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観光客に人気の新峰肉骨茶 というお店もありますが、観光客価格で高いので、ローカルで安くておすすめなのは パサールセニ駅、クアラルンプール駅から徒歩5分ほどのところにある Big mouth bak kut teh, fish headというお店です。チャイナタウンのほど近くなので、チャイナタウンに行った際のランチやディナーにおすすめです。

 

 

実際に行ってみた

 

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   クアラルンプール駅から歩いて数分、寺院や中国風の神社(上記写真参照)のすぐ近くに Big mouth bak kut teh, fish head  はありました。

 

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  定番の肉骨茶とライス、加えて写真で気になった油條(中国式の揚げパン)を注文しました。

 もっと漢方の味が強いのかと思ったのですが、意外とそんなことはなく少し甘いくらいでした。豚の角煮みたいな味です。めちゃくちゃおいしかったのでチャイナタウンに行った際にはぜひお立ち寄りください。

 

チャイナタウン

 

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 チャイナタウンは様々なサイトで紹介されてるので、詳しくはまた調べてみてください^^

 活気があって露店もたくさんあって散歩するだけで面白いですよ~~

 

 

 

おまけ:オールドタウンホワイトコーヒー

 

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 マレーシアでよく見かけるカフェです。

 チェーン店ですが、マレーシア料理を格安で食べれたり、ホワイトコーヒーというマレーシアのコーヒーが飲めるということで観光客にも人気のお店です。空港にもありますので帰りにもどうぞ^^

クアラルンプール駅の近くだと、お土産を買う時に行くであろうセントラルマーケットの中にありますので、観光に疲れた時に是非お立ち寄りください。

 

おわりに

 観光客に人気の場所に行くのもいいですが、地元の方々に人気のところは安くて美味しいところが多いので是非そちらにも行ってみてください。

 

 

 

クアラルンプールへの行き方やちょっとマニアックな観光地についても紹介してます^^

mint1993.hatenablog.jp

 

 

mint1993.hatenablog.jp

 

【クアラルンプール】ちょっとディープな観光スポット【スイーツも】

こんばんは。医学生mintです。

 今回は少しディープなクアラルンプールの観光地と、知っている人は知っているおいしいスイーツ店をご紹介します。

 

 

 

 

 

チョーキット市場(Chow kit market)

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 クアラルンプールのChow kitというところに位置するローカルマーケットです。

 華やかな大都市として知られるクアラルンプールにはまだまだアジア感の残る市場が残っていました。

 クアラルンプール内で最も治安が良くないという話でしたが、まったくそんな風には感じませんでした。ただ、あまり金持ち風の恰好をしない方がいいかもしれません。めっちゃ浮きます(笑)

 魚、肉、果物、野菜、ローカルスイーツなど様々な物が売っていました。地元民が買い出しに来る感じのところで、観光客は全くいないわけではないのですが、少なかったです。

 

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こんな感じでフルーツが売っていました。フルーツは日本で買うと少々お高いですが、常夏の地クアラルンプールでは本当にフルーツが安くておいしいので、訪れた際にはスーパーでもいいのでフルーツを食べてみてください

リトルインディア(Little India)

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クアラルンプールにあるインド人街です。インド風の音楽にインド風の香りにインド料理店....インドに行きたいけど怖くて行けないって人におすすめです(笑)

ただ、名前の通り、本当に小さいのであまり期待せずに行ってください

 

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 わりとにぎわっていたインド料理のお店に入ってみました。入ると、すぐに店員さんがなににするか聞いてくれて、注文しやすかったです。

 

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南インド料理として有名なバナナリーフ(300~400円ほど)という料理です。全て店員のおっちゃんのチョイスです(笑)

思ったほど辛くありませんでした。

 

 

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マンゴーラッシー(40円ほど)です。日本のより量が多く、また味も異なりましたが、個人的にはこっちのほうが好きです

 

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 インドの定番の紅茶 チャイ(40円ほど) です。チャイはミルクティーみたいな感じだと思ってください。 

 バナナリーフにマンゴーラッシーさらに食後のチャイをつけて500円行かないくらい... 本当に安くてびっくりですね 

 

おまけ:東方甜品

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 こちらはクアラルンプールのLot 10というショッピングモールの地下にある十號胡同というフードコート内の東方甜品というお店です。店も人も混みあっていて探すのに苦労しました。

 

 

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 マレーシアの有名なスイーツであるチェンドルというスイーツです。チェンドルは緑色の細長いゼリーとほんのり甘めの小豆をトッピングしたココナッツミルク味のかき氷です。日本ではかき氷にトッピングはあまりみたことがありませんが、マレーシアではよく見かけます。これ以外にもフルーツをトッピングしているものがあったりと、必ず好みのかき氷が見つかります。

おわりに

 今回は、少しマニアックな観光地について紹介しました。定番の観光地ももちろん素晴らしい場所ばかりなのでぜひ足を運んでみてください。

 

 

【東南アジア旅行記①】クアラルンプールへの行き方【日本から市内まで】

こんにちは。

医学生mintです

 

いよいよ明日クアラルンプールに出発します。

 

ということでクアラルンプールへの行き方についてまとめてみました。

 

日本からクアラルンプール空港まで

 新千歳空港羽田空港、成田空港、関西国際空港 の4つの空港からほぼ毎日直行便が出ています。

 約7時間ほどで着きます。

 

クアラルンプール空港から市内まで

 電車・バス・タクシーがあります。

 電車はクアラルンプール国際空港(KLIA2,KLIA)から市内の中心地(KLセントラル駅)を運行しています。大体30~40分ほどでKLセントラルへ着きます。最も早い手段で、快適ですが、料金は他の交通手段に比べて割高で、55リンギット(1800円ほど)となっているため、二人以上ならタクシーの方がお得ですが、お1人でのご旅行や、急いでいる方、電車好きな方にはおすすめです。

 バスはもっとも安い手段ですが、時間がかかるのが難点。大体10リンギット (300円ほど)で、一時間とちょっとくらいで着きます。時間がかかっても安い方がいいという方にお勧めです。

 タクシーは1時間程度で80リンギット(2400円)ほどで行けるので、複数人での旅におすすめです。

 

バスを使ってみた

 ということで、私は一人旅のバックパッカーなので、バスを使いました。

 クアラルンプール空港(KLIA2) のバス乗り場は到着フロアの一つ下の階にあります。急いでいて写真を撮りそびれてしまったので文字だけになりますが、下の階に降りるとレンタカーの業者の方が並んでいる側とバスのチケットを売っている業者が並んでいますが、看板を見たらどっちがどっちかわかると思うので、チェックしてください。その業者の人に KL sentral までという風に伝えるとチケットをくれるので、外に出て、チケットに書いてある番号のバスに乗ってください。

 バスは大体満員になると出発します(チケットに時間が書いてあるのにその時間には出発しません(笑))

 すると1時間15分ほどでKL sentral という駅・ショッピングモールに到着します。

そこで grabというアプリでタクシーを呼ぶなり、電車に乗るなりして自分の宿泊施設まで向かってください。

 

おわりに

 自分の目的・人数に合った乗り方でバス・電車・タクシーどれで市内まで向かうかを決めるとよいでしょう。一人ならバスが安くておすすめです

 

 

【卒業旅行】淡路島にふらっと行ってみた②【ホテル・ランチ】

こんにちは。医学生mintです。

前回は淡路島の観光地について紹介しました。

 

mint1993.hatenablog.jp

 

本日は淡路島のおすすめホテル・ランチについて紹介したいと思います。

 

 

 

おすすめホテル:渚の荘 花季(はなごよみ)

 

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 洲本城のすぐ近くにあり、洲本の観光地から近く、東海岸をパノラマに一望する海にひらいたオープンテラスが象徴的な和み宿です。テラス部屋から見える海が本当に印象的でした。

 朝焼けが本当に美しくて、早起きした甲斐がありました!

 部屋から景色を眺めたいという方に特におすすめです。

 

 湯めぐりもあり、提携しているホテルニューあわじの温泉も入れます。温泉に海においしいお食事に様々な貴重な体験ができる宿泊施設となっています。

 

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淡路島の具材をふんだんに使ったお料理が提供されます。

 

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前菜です。

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これは淡路島の伝統料理である宝楽焼きです。鯛がすごい迫力ですね。淡路産の玉ねぎは本当に甘いです。

 

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あわじ牛を使ったすき焼きです。とても柔らかいお肉で、いい肉なんだなという感じがします(笑)

 

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 朝食です。バイキング形式となっています。

 

 

まとめると、お料理はおいしく、量が多く満足感がありました。

 温泉に入り、ご飯を食べ、温泉に入り、寝て、また朝温泉に入る

この時間が永遠に続いてほしいと思えるようなホテルとなりました。

 

このホテルを含め、東南アジア以外での宿泊はいつもエクスペディアを使っております。

渚の荘 花季の詳細はこちらから

 

 

 

おすすめランチ:miele

 

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 mieleと書いてミエレと読みます。淡路島の海と夕陽を一望できるオープンデッキとなっていて、淡路島の食材を使ったお料理が楽しめます。

 

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 私は、あわじ牛カレーを食べてみました。柔らかいあわじ牛と甘めの淡路産玉ねぎをふんだんに使ったお料理です。具材が豊富で量も多く満足感が強かったです。

 

 

おわりに

 今回は淡路島のホテルとランチを紹介しました。観光地も目白押しですが、ホテルも価格以上のサービスがあるので是非ゆっくりご宿泊をしてみてください。

 

 

【卒業旅行】淡路島にふらっと行ってみた①【観光地】

こんにちは。医学生mintです。

 

 先日、淡路島に行ってまいりました。自然に癒され、おいしいご飯を食べ、素晴らしい旅になりました。ということで、今回は、淡路島の魅力について紹介します。

 

 

 

淡路島ってどこにあるの?

 

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 淡路島は兵庫県に属する島で、上記の写真のように兵庫県明石市徳島県の間にあります。兵庫県とは明石海峡大橋でつながっているので、ここを通って四国に行かれる方もいます。

 

おすすめ観光地

あわじ花さじき

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 兵庫県淡路市楠本に所在する公園で、春にはナノハナ、夏にはクレオメやヒマワリ、秋にはサルビアやコスモスの花が咲きます。

 今回は秋に行ったので、サルビアやコスモスが辺り一面に咲いていて、かなり癒されました^^

 各季節に一度ずつ行ってみたいという風に思いました。

 詳細は あわじ花さじきホームページ をご覧ください

 

伊弉諾神宮(いざなぎ)

 

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 兵庫県淡路市多賀にある神社で、『古事記』・『日本書紀』の冒頭「国生み神話」に登場する、国生みの大業を果たされた伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱を祀っています。難しいですが、つまりはかなり重要な神社であるということです(笑)

 

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 小さな石を意味する「さざれ石」です。国歌の歌詞として有名ですね。

 

 

 

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 絵馬がとてもかわいくて桃の形をしていました。イザナギノミコトが追手から逃げるときに、桃を投げつけることで撃退できたということからきているそうです。

 

 

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 夫婦大楠(めおとおおくす)です。元は2つの楠が、くっついて1つになっているそうです。カップルや夫婦で訪れるといいかもしれませんね^^

 

洲本城

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兵庫県洲本市にある城です。他のお城に比べてこじんまりとしていてかわいらしいです。

 

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 城そのものよりもそこから見える景色が美しいです。洲本市街や海が一望できます。

 

淡路島牧場

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 関西では白地に青字の牛乳パックでお馴染みの淡路島牛乳の産地です。
 入場が無料で、牛乳が無料で試飲でき、かつ乳飲ましや乳搾り体験も手頃な料金で体験できる牧場です。無料ずくしなので、ついでにでも立ち寄ってはいかがでしょうか?

 

イングランドの丘

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 動物と戯れたり、乗り物に乗ったり、植物を見たり、野菜収穫体験をしたりと様々な体験ができる施設です。

 デートもしくはお子さんと行くと貴重な体験ができます。

 

おのころ島神社

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兵庫県南あわじ市にある神社です。伊弉諾神宮と同じく、伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱を祀っていますが、ここは縁結びがテーマです。

おのころは「目凝」と書くみたいです。

大きな大きな鳥居が特徴的です。

 

道の駅あわじ

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淡路島の最北端に位置する道の駅です。淡路島に入るときと出るときに立ち寄るといいですね。大迫力の明石海峡大橋を間近で見ることができます。

 

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たくさんの淡路島の名産品が売られていますが、その中でもあわじ牛バーガーがおすすめです。

 

おわりに

 淡路島は自然も、神社も、ご飯も、温泉も一度に楽しめる贅沢な島です。色々楽しみたいという欲張りな方にこそおすすめです。

 

 

 

 離島でいうと奄美大島もおすすめですね。

 【離島】奄美大島おすすめ体験・グルメをざっくりと紹介します【鹿児島】

 

淡路島のホテル・ランチについても紹介しています。

 【卒業旅行】淡路島にふらっと行ってみた②【ホテル・ランチ】 

 

 

 

医学生は暇なのか問題

こんにちは。医学生mintです。

 

旅の記録ばっかり書いているので、医学生なのか!?みたいに思われる方もいらっしゃると思います。

ということで、今回は医学生の忙しさについて紹介します。学年別で大きく変わるので学年別で書かせていただきます。

 

 

 

 

 

入学前

 世間一般ではかなり勉強しないと入れないという声をよく聞きます。それは半分本当で半分嘘です。確かに、中学受験から本気を出して勉強し続ければ圧倒的に有利にすすみます。しかし、中学受験をしていないからといって道が閉ざされているわけでは全くなくて、勉強に気が向いてからしっかり頑張れば地方大レベルであれば到達できます。

 というのも、医学部受験というのは難しい問題を解ける必要は全くなくて、中難易度レベルの問題をいかに正確に解けるかが勝負だからです。なので、勉強量というよりも、問題の解き方とか、本番でどれだけ日頃の力を発揮できるかなどの要素の方が圧倒的に重要です。

 そのため、全然勉強しないで入ってきている方もおられますし、猛勉強して入ってこられた方もいて、ほんとに人それぞれです。なので、そこまで気を張ってやる必要は無いかなと個人的には思います。

 医師というのは人間性が強く求められる職業です。猛勉強して、ギリギリで入るよりは、勉強もそこそこやって、様々な経験をしている人のほうが向いているかなと思います。

 まとめると、人によってはものすごく忙しいですが、そうでもないもいるという感じです。

 

全学年共通

「医学生 フリー素材」の画像検索結果

 

 普段は授業も全部は出席する必要もないですし、授業に出るより自分で勉強した方が早いです(笑)

 ただ、その分テスト前の詰め込みはほかの学部と比べてはるかにきついです。平気で1か月とか、朝から晩まで図書館にこもります

 これができなければ留年する可能性があります。

 大学によって大きく異なるのですが、うちの大学では大体6年間で学年の3割が留年して、残った人たちの中の1割が国試に落ちるという感じです。無事入学できでも、厳しい世界が待っています。

 

1年

 人生で最も暇になるであろう時です。受験の時に使った体力を遊びまくって取り戻します。その間に人間関係などの勉強以外の部分をしっかり学びます。

2年

 基本的にすることはありません。ただ、人体解剖のシーズンは夜遅くまで実習するのできついですが、それ以外の時期は部活にバイトに青春を謳歌してください(笑)それがあとから効いてきます

3年

 部活の幹部などの仕事を任されるようになり、少し忙しくなります。ただ、こういったことも勉強になるので楽しいです。やはりそこまで忙しくありません。

4年

 部活の幹部→幹部終わり→CBT・OSCEといった全国共通の試験を受ける

という流れがあって、結構体感的には忙しいです。ただ、まだまだ遊ぶ余裕はあります。

5年

 実習が始まります。科によって本当に忙しい時期と暇な時期との差がはっきりします。ただ、先生方も医師になったら忙しいから学生の時にいろいろな経験をしてから医師になりなさいという風におっしゃる方が多いので、時間を与えられます(笑)

6年

 実習→マッチング(医学生の就職活動)→卒業試験→国家試験

 

ここが本番です(笑)

 今までやってきたことの成果を試すときです。マッチングの面接では勉強以外の能力を問われることが多いので、1~5年でいかに遊び、いかに様々な経験をしてきたかが問われます。

 そこからは筆記試験のオンパレードです。こちらは、日頃から勉強してきた方はそこまで苦しみませんが、直前詰込み型は本当に地獄です。

 

 医学生のマッチング対策についても書いています。

mint1993.hatenablog.jp

 

 

おわりに

 私個人としてはかなりゆとりのある6年間だったと思います。ただ、時間をうまく使わないと、追われることが多いのも事実です。医学生は6年間を経て時間のうまい使い方を身に着けます。そうすることで、充実した医師生活になるのかなと思います。

 

 

 

番外編:おすすめ受験本の紹介

 

こちらは神戸大学医学部の感染症の講座の教授が書かれた、受験生とその親御さんに向けた本です。医学部受験の乗り越え方について書いてあります。以下引用です。

 

本書は巷間に溢れる「受験を突破する方法」を論じる本ではなく、「勉強の方法」について徹底的に考え抜いた本です。
本書で示されるのは「最小効率で医学部に入学できる方法」ではありませんが、医師になったあとの数十年間、
医学の世界を生き延びていくために最適な学びの方法です。
医学部に入りたい人、子どもを医学部に入れたい親、医学部を既に卒業した人たちに送る、
根源的な学びの力を涵養するための「急がば回れ」の教育論。

 

 

奨学金は名ばかりでただの借金ではないか

 こんにちは。医学生mintです。

 以前書かせていただいた読書記録で、私は多額の奨学金を借りているという話をしました。 

mint1993.hatenablog.jp

 

 

今回は奨学金に関して私の持つ意見を書かせていただきます。

楽しいお話ではないので、読みたくない方はページを戻ってください(笑)

 

 

 

奨学金について

 

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 日本の大学の授業料は一般家庭の方にとっては非常に高いです(国立大学でも年50万)。そのため、自分たちのお金では賄えない分を日本学生支援機構奨学金として貸与してくれます。利息の付かない第一種奨学金と利息の付く第二種奨学金の二種類があります。ただ、利息が付くといっても年0.2~1.0%ほどなので、かなり良心的となっております。

 ただ、奨学金という言葉の本来の定義は 「能力のある学生に対して、金銭の給付を行う制度である」となっています。今の奨学金は基本的には誰でも借りれる状態なので、個人的にはこの定義は満たしていないと思います。給付型の奨学金も、医学部だと卒業後も僻地に縛る代わりに返済不要としたり、条件の付いたものが多く、まだまだ欧米諸国のような、成績優秀者への配慮というのは皆無となっております。

 そのため日本における奨学金ただの借金です。

 

 2014年のデータですが、平均貸与総額は、学部生299万円、大学生(4年制昼間部)の割合は52.5%となっております。皆さんが思っている以上に借りている人が多いのではないでしょうか? 現在、奨学金は大学に行くにあたって不可欠な存在となっています。

 

医学部での奨学金

 医学部でも学年で120人いる人のうち、大体30~40人ほどが奨学金を借りています。

その中でも私と同じくらい借りている人は自分以外に1,2人程度でしょうか。

 医学部は医師をはじめとする、商社マン、大企業の社員・役員など比較的高収入のご子息が多いので、割合的には必然的に少なくなります。これは、医学部にお金がかかるというよりは、医学部に入るまでの過程で、私立高校に行ったり、予備校に通ったらとお金がかかることが多いからです。ただ、その中でも一般家庭出身で頑張っている方もいることをみなさんには知っていただきたいです。

 

私が実際どれくらい借りているか

 ここで、私自身がどれだけ借りているかを紹介します。

  あまり具体的な額を公開するのもよろしくないかと思いますので、アバウトにいうと

第一種と第二種を合わせて月16万ほどを借りていて、6年間で1200万ほどです。

 返済額としては20年で月5~6万円ほどとなっております。

上記の通り、かなり借りている方だと思います

 

 

返済計画

 

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 大体医師の初期研修(2年間)の収入が手取りで月25万ほどですので、この間はおとなしく月6万ずつ返すつもりです。

 その後後期研修に入れば、月収45万→月12万ずつ

 それも終わって、無事独り立ちしたら月収70万ほど→月15万ほど 返せるのかなと思っております。

 実際には、2年間分の返済費用(約120万ほど)は手元に残しているので、もう少し楽になるとは思います。なので10年ほどで返済する予定ではいます。

 というのも、私自身、大学受験の大事な時期に家にお金が全くないという経験をしているので、自分の子供にまで影響は出てほしくないなと思っております。

  医師となるということで、余裕を持って多くの額を借りる決断をしたのですが、今再考しても医師を続けることができる限りは問題ないように感じます。こればかりはなってみないと分かりませんが。

 

 

おわりに~奨学金の是非

 最後に私が思うことを書かせていただきます。あくまで個人的な意見としてお読みください。

 私は、奨学金が無ければ、医学部どころか大学にすら通えず、高卒で働かざるを得ない状況だったので、奨学金制度があったことにより、医学部に通うことができました。これに関しては感謝しております。ただ、医師という職業になるにあたって、将来的な社会貢献を加味して、一部でも給付型の奨学金などがあると非常にありがたいと思います。現実には、医師だけを特別扱いすることはできないので難しいとは思いますが、、、

 まだ、私は医師という職業の高給があるおかげで、これだけ思い切ったことができましたが、高給でない職業を目指されている方は、奨学金という名の借金のせいで二の足を踏んでいる方もおられることでしょう。そういった方々もおられることを私自身も含め、国民全員が意識していく必要があります。

 加えて、決断の時期が早いことも問題ではないかと思います。18歳の人間にこれだけの借金の決断をさせるという日本学生支援機構には腹立たしさすら覚えます。私自身、様々な人に相談した結果、1200万借りるという決断ができましたが、相談相手がいなかったり、全く逆の決断をする方もいるかと思います。これは職業選択の機会の均等性を保っていない由々しき問題だと思います。

 まとめると、奨学金はお金のない人にとってはありがたい制度でもありますが、給付型でないことが影響して、将来の道を狭めることにもなっている制度だということです。

 

 大学の授業料無償化というのを最近よく耳にしますが、ぜひ実現してもらいたいことですね。さすれば、お金が無くてしっかり勉強をする方が自分の生きたい道へ進むことができるという素晴らしい世の中になりえます。